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粘りと闘志(前篇)

「さぁーいよいよ準決勝です!!」

審判・実況であるリザードンもいよいよヒートアップ中!!

「頭脳をこれまで駆使してきたブイゼルチームと対戦するのは、超パワフルケンタロスとカビゴンです!」

会場も大盛り上がり…って野生のポケモンまで観戦してるし!

ラッタとかニドキングとか帰って―!!

エテボースからは頑張ってー、という声援が聞こえてくる。

頑張るしかないか…。

「じゃ、行くぞ」

ちょっとノッテきたドダイトスは、ぼくを連れてフィールドに入った。


















「じゃあ準決勝開始です!!」

戦いの幕は切って落とされた。

「先攻はそっちからだ」

ケンタロスに言った。

そしたら、

「突進!!」

「うぉ!?」

超パワフルな突進。

間一髪避けたものの…。

「角で突く!!」

これが僕にとっては大ダメージであった。

エテボースが顔をこわばらせた。

「……うっ…」

額から血がぽたぽたと垂れた。

てか準決勝で…こんなバトル大会で血が垂れるってなんか怖い!

「…ブイゼル、上に乗れ」

ドダイトスの背中の木の中に入る。

「…地震!」

僕が受ける地震のダメージを軽減してくれた。

そして二匹に効いた。

ケンタロスはふらつくが、カビゴンはあまり効いていない。

「やっぱり格闘で攻めなきゃダメか…」

「まぁ、できることはやろうぜ」

カビゴンはただそこにたたずんでいるだけである。

「…どうしよう…!!」


















      カビゴンの得意技はメガトンパンチ

   
パンチとパンチでぶつかる?

                  ドダイトスと何か連携を…

            あ、そういえばなんか僕結構技覚えてたな

                          

                   まずはケンタロス邪魔だから消そう























頭の中で考えをまとめたブイゼル!!

さて、この体力を全然消費しないいかついカビゴン、どうする!?



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