「…ごめんっ!!」
部活の朝練にやや遅れてきてしまったボルト。
部長であるブイゼル…ルークに謝った。
「…いぃよもぉ…次からは気を付けてよ。まぁ寒いからね、布団から出たくないのはわかるけどさ」
「…はぁい」
「そう言えば今日うちのクラスに転校生来るって」
「ルークも転校生だよね」
「あれ、そうだっけ?」
「しっかりしなよ部長ったら…」
「寝坊した人に言われたくないな」
「ごめんってば」
そして楽器を片付ける。
ルークはサックス担当。
partリーダーであり、また感性もいいのでとても先輩方からの評判がよく、部長に選ばれた。
一方ボルトはめきめきと力をつけてきた。
才能よりも努力が実る形で、今やポケモン学園の吹奏楽部の天才トランぺッターといわれるほどうまい。
しかし、学習面、生活面においてはごくごくどこにでもいそうなピカチュウなので、トランペットという目立つ楽器のくせに存在自体は目立たないのである。
これで転校生なんて来たら、それがもし電気タイプだったら、僕の存在はますます薄れるだろうな…。
ボルトの予想は的中した。
「転入生のパチリスです。名前はリースです!!よろしくお願いします!!」
まんまじゃないかその名前…。
しかしそのパチリスは雌であった。
…つーか僕の存在薄れるのは決定的だよねこれ。
何で電気タイプなんて来ちゃうのさ!!
ただでさえこの存在感1パーセントの地味な中学生(部活を除く)が…。
ボルトはがっくりと肩を落としていた。
「…はぁ…」
「じゃあそこの寝癖ツキまくりピカチュウの隣ね」
作者…なんでこんなベタな展開にしてくれてんのさ…。
「…よろしくね」
横に向かってほほ笑んでくれたリース。
「…あ、よろしく」
…かわいい。
想像以上にかわいくないかこの子。
…これは恋?
いや、まだ僕には早いよ。
だって…まだドキドキしないもん…。
ってしてるよ!?ドキドキしてるよ!!
作者、完全に僕のこと操って遊んでるよねこれ…。
「リース、なんの部活やるの?」
「…吹奏楽部よ。私これでもあっちではクラリネット吹いてたんだから」
「ほ、ホント!?」
ボルト、ルーク、そしてポッチャマのポールは目を見開いた。
ポールは吹奏楽部の打楽器担当。
いわゆるパーカッションというものだ。
今やポケモン学園に誇れるドラマーになってたりする。
「…やったぁ!!」
部長のルークは当然大喜びである。
「あ、僕ルーク。吹奏楽部の部長やってるの」
「俺はポールだ!!パーカッションのドラマーだぜ!!」
「え、あの教室のドアからこっち見てるのがエドとミミ。」
ボルトとポールがルークに言われてドアの方を向くと、そこにはナエトルのエドと、ミミロルのミミがいた。
「来てたの?」
「いや、転校生観に来たんだけど…男子じゃなかったんだ…」
「あら、女子は大歓迎よ?」
ミミが当然のように言う。
「だって、この学校男子の方が少ないもん」
「3人だけじゃないの」
「…まぁまぁ…」
リースはそんなエドとミミを見て、にっこりとほほ笑んだのであった。
「え?なにそれ!!」
ルークが家に帰るときに大笑いしたのは、ボルトの初恋(?)のことだった。
「笑わないでよぉ!!」
「だ…だってボルトが!!!あハハハハハ!!!」
「笑いすぎーっ!!」
ついにボルトも一緒に笑ってしまった。
今日はおかしな一日だ…と思いながら。
また明日から、新しい一日が始まるのであった。
部活の朝練にやや遅れてきてしまったボルト。
部長であるブイゼル…ルークに謝った。
「…いぃよもぉ…次からは気を付けてよ。まぁ寒いからね、布団から出たくないのはわかるけどさ」
「…はぁい」
「そう言えば今日うちのクラスに転校生来るって」
「ルークも転校生だよね」
「あれ、そうだっけ?」
「しっかりしなよ部長ったら…」
「寝坊した人に言われたくないな」
「ごめんってば」
そして楽器を片付ける。
ルークはサックス担当。
partリーダーであり、また感性もいいのでとても先輩方からの評判がよく、部長に選ばれた。
一方ボルトはめきめきと力をつけてきた。
才能よりも努力が実る形で、今やポケモン学園の吹奏楽部の天才トランぺッターといわれるほどうまい。
しかし、学習面、生活面においてはごくごくどこにでもいそうなピカチュウなので、トランペットという目立つ楽器のくせに存在自体は目立たないのである。
これで転校生なんて来たら、それがもし電気タイプだったら、僕の存在はますます薄れるだろうな…。
ボルトの予想は的中した。
「転入生のパチリスです。名前はリースです!!よろしくお願いします!!」
まんまじゃないかその名前…。
しかしそのパチリスは雌であった。
…つーか僕の存在薄れるのは決定的だよねこれ。
何で電気タイプなんて来ちゃうのさ!!
ただでさえこの存在感1パーセントの地味な中学生(部活を除く)が…。
ボルトはがっくりと肩を落としていた。
「…はぁ…」
「じゃあそこの寝癖ツキまくりピカチュウの隣ね」
作者…なんでこんなベタな展開にしてくれてんのさ…。
「…よろしくね」
横に向かってほほ笑んでくれたリース。
「…あ、よろしく」
…かわいい。
想像以上にかわいくないかこの子。
…これは恋?
いや、まだ僕には早いよ。
だって…まだドキドキしないもん…。
ってしてるよ!?ドキドキしてるよ!!
作者、完全に僕のこと操って遊んでるよねこれ…。
「リース、なんの部活やるの?」
「…吹奏楽部よ。私これでもあっちではクラリネット吹いてたんだから」
「ほ、ホント!?」
ボルト、ルーク、そしてポッチャマのポールは目を見開いた。
ポールは吹奏楽部の打楽器担当。
いわゆるパーカッションというものだ。
今やポケモン学園に誇れるドラマーになってたりする。
「…やったぁ!!」
部長のルークは当然大喜びである。
「あ、僕ルーク。吹奏楽部の部長やってるの」
「俺はポールだ!!パーカッションのドラマーだぜ!!」
「え、あの教室のドアからこっち見てるのがエドとミミ。」
ボルトとポールがルークに言われてドアの方を向くと、そこにはナエトルのエドと、ミミロルのミミがいた。
「来てたの?」
「いや、転校生観に来たんだけど…男子じゃなかったんだ…」
「あら、女子は大歓迎よ?」
ミミが当然のように言う。
「だって、この学校男子の方が少ないもん」
「3人だけじゃないの」
「…まぁまぁ…」
リースはそんなエドとミミを見て、にっこりとほほ笑んだのであった。
「え?なにそれ!!」
ルークが家に帰るときに大笑いしたのは、ボルトの初恋(?)のことだった。
「笑わないでよぉ!!」
「だ…だってボルトが!!!あハハハハハ!!!」
「笑いすぎーっ!!」
ついにボルトも一緒に笑ってしまった。
今日はおかしな一日だ…と思いながら。
また明日から、新しい一日が始まるのであった。
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