「…来るんじゃねーよ!!」
ブイゼルがノゾムとマリンに水鉄砲をかけた。
「…わっ!?」
「お前ら、何の目的で俺を追い回してんだよ!!そんなに力がほしいなら、くれてやるよ。こんなのいらないっての!!」
「ま、待って、誤解だよ!!俺たちはお前を助けようとしてるだけなんだ!!」
顔についた水を払って、首を振って、ノゾムは答えた。
「…そうなのか?」
「あぁ」
「信じてもいいのか…?」
「あぁ!!俺もお前を信じるから!」
「…じゃ、お前のこと、信じるよ。俺はブイゼルのイル!!この間トレジャータウンの中に引っ越してきたばっかりさ!」
「…俺はノゾム。探検隊やってる」
「同じくマリン!!あたしのことはマリンって呼んでね!!」
「…探検隊なのか?」
「新米だけどね」
「…へぇぇ~…」
イルの目は輝いた。
「…俺も入ってみたい…」
イルがつぶやいたその時だった。
「…あっ!?」
巨大なサイホーンが二匹、イルに向かって襲い掛かってきた!!
「・・・だぁーかぁーらぁー!!」
イルは一気に空気を吸い込む。
「いちいちうぜぇんだよお前らはぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」
ブイゼル渾身の一撃!!
「ハイドロポンプ!!」
「あーれぇー…」
あの巨大なサイホーンが二匹一緒にぶっ飛んで行った!!
「…強い…イル強い!!」
「…まだまださ…」
イルはノゾムに向かって言った。
「俺を、探検隊に入れてください!!」
「…もちろん、いいよ」
ノゾムはにっこりと笑って、イルに手を差し伸べた。
「…ほら、握手」
そして、イルはノゾムの手を握った。
俺、この人のこと、信じていいのかな…。
「そう言えばさっきイルは信じるとか信じないとか言ってたけど…なんで?」
「…それは…俺、親に見捨てられたから」
「…そうなんだ…でも、俺たちのことは信じてくれよ!!仲間なんだし」
「…でもまだ信じられないんだ…どこかで信じてねぇんだ…」
「…いつか、心を開いてくれればそれでいいから」
「…あぁ!!」
そして、傷だらけのイルとともにギルドへと帰った。
信じてもいいのか。
イルの迷い。
まだ、信じられるのは、先の話になりそうだ…。
ブイゼルがノゾムとマリンに水鉄砲をかけた。
「…わっ!?」
「お前ら、何の目的で俺を追い回してんだよ!!そんなに力がほしいなら、くれてやるよ。こんなのいらないっての!!」
「ま、待って、誤解だよ!!俺たちはお前を助けようとしてるだけなんだ!!」
顔についた水を払って、首を振って、ノゾムは答えた。
「…そうなのか?」
「あぁ」
「信じてもいいのか…?」
「あぁ!!俺もお前を信じるから!」
「…じゃ、お前のこと、信じるよ。俺はブイゼルのイル!!この間トレジャータウンの中に引っ越してきたばっかりさ!」
「…俺はノゾム。探検隊やってる」
「同じくマリン!!あたしのことはマリンって呼んでね!!」
「…探検隊なのか?」
「新米だけどね」
「…へぇぇ~…」
イルの目は輝いた。
「…俺も入ってみたい…」
イルがつぶやいたその時だった。
「…あっ!?」
巨大なサイホーンが二匹、イルに向かって襲い掛かってきた!!
「・・・だぁーかぁーらぁー!!」
イルは一気に空気を吸い込む。
「いちいちうぜぇんだよお前らはぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」
ブイゼル渾身の一撃!!
「ハイドロポンプ!!」
「あーれぇー…」
あの巨大なサイホーンが二匹一緒にぶっ飛んで行った!!
「…強い…イル強い!!」
「…まだまださ…」
イルはノゾムに向かって言った。
「俺を、探検隊に入れてください!!」
「…もちろん、いいよ」
ノゾムはにっこりと笑って、イルに手を差し伸べた。
「…ほら、握手」
そして、イルはノゾムの手を握った。
俺、この人のこと、信じていいのかな…。
「そう言えばさっきイルは信じるとか信じないとか言ってたけど…なんで?」
「…それは…俺、親に見捨てられたから」
「…そうなんだ…でも、俺たちのことは信じてくれよ!!仲間なんだし」
「…でもまだ信じられないんだ…どこかで信じてねぇんだ…」
「…いつか、心を開いてくれればそれでいいから」
「…あぁ!!」
そして、傷だらけのイルとともにギルドへと帰った。
信じてもいいのか。
イルの迷い。
まだ、信じられるのは、先の話になりそうだ…。
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