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取りつかれると疲れる

「ウワァァァアアアア!!」

「ギャァアアアア!!」

「いや待ってよ落とした木の実渡そうとしてるだけなんだってば何で逃げるの!!」

只今僕とフカマルは逃げ惑っている。

後ろからベトベトンが追いかけてくるんだってばぁぁあああ!!

「きーのーみ―!」

「じゃあ止まってベトベトン!!」

やっと止まった…。

「もうちょっと普通に渡してくれよ」

「え?僕普通だよ」

「あれのどこが普通だよ!!全力疾走してたじゃないか!!」

「許してよー」

ってなんで僕に飛びかかるのぉぉぉ!!

「いやっ…ちょ…おい…」

「ブイゼル!!生きてる!?今からゴウカザルさん呼んでくるから待っててぇー!!」

あ、フカマルどっか行った…。

てかお前明らかにゴウカザルさんの方向行ってねーじゃん!!

「…逃げやがった…」

僕は走りゆくフカマルを見て舌打ちをした。

後でばっちりお仕置きだな。

するとベトベトンが、

「ごーめーんー」

「なんかめっちゃのろまなナエトルみてーなしゃべり方やめろ」

「大丈夫かブイゼル―!」

あ、ドダイトスさん。

「なんかすごいことになってん直前…顔以外何もないじゃないかお前」

「……うぅ…重くて僕もう死にそうなんですけど」

「うんうん大変だなぁ…あ、助けてやるよ」

「ありがとうございます」

ケンタロスが背中に三十匹のっても余裕だったドダイトスさんが、ベトベトンを引きはがした。

「もうだめだからな」

「わかったぁー」














さらに事件が起こった。

「うわぁぁん、ケーキ落としたぁー」

「だからって僕に飛びつくのは…」

僕に抱き付いてるのはコータス。

かなり重い。

「…首いたいっ!!」

「だってブイゼル抱き付きやすいんだもぉぉぉん」

「うざっ」

「…おいブイゼル、お前も抱きついたことあるだろ」

「…え?」

「みんなで野宿の時に、お前アイツに抱きついてたぞ」

「え?」

ムクホークさんの発言に、僕はきょとんとする。

「ほら、例のこの間の」

「……やめっ…」

「「「「エテボースぅ!?」」」」

「たぶんお前爆睡してたんだろうけどな、たぶんエテボースの心臓バックバクだぞ」

「そんなことした覚えないけど!?」

「たぶん寝てる間にお前の体が勝手にエテボースに吸い寄せられたんだよ」

「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「でもお前ヨカッタじゃないか…。」

「…もうやめましょうよこの話」

しかしこの後しばらくエテボースの話をさんっざん聞かされる羽目に。

コータスのバカァ!!



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