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みんな忘れているわけじゃない

時は朝。

「みんなー、朝ご飯よー!!」

みんなが向かった。

一つ皿が開きっぱなしであった。

もちろんそれは僕のエサなのだが。

「…なぁ、ブイゼル居なくね?」

ブイゼルがいない、という話題で持ちきりだった。

「まだ散歩かなんかに行ってるんでしょ、待っとこうよ」
















三十分が経過。

「おっかしいなぁ…」

「足でもくじいたんじゃない?」

「あぁそれか」

ちょっと探してみるか、ということに。
















一時間後。

「いたか?」

「いいや…」

「夜中の間に誘拐されたんじゃないの?」

「あいつに限ってそんなことあるわけねージャン」

「攻撃的なんだぞあいつ」

「決めつけちゃだめよ」

「困ったなぁ…」















いっぽうぼくは、オーキド研究所からそこまで離れていないところにいた。

というか、塀を下りてすぐのところにある森の中に張られたキャンプなのだが。

ちなみに今僕は縄でぐるぐる巻きなので、技を一つも出せない。

くっそー・・・しっぽでも使えれば…。

あ、口使えるわ。

無防備な野郎共め、今に見てろよ!!←ヒートアップ

「水鉄砲!!」

「あっ、しまった―――」

「やな感じな感じじゃないのこれー!!」

はいっ、ぶっ飛ばされた―。

気持ちいわー。

そして空に向かって、

「水鉄砲!!」

頼む、みんな気づいて!


















「あそこから水鉄砲が出てるぞ」

「そんな遠くないじゃない」
















みんなブイゼルの存在に気付いた。








「ダメだろお前家出なんかしちゃ」

「してないよ!!つーか分かれよこの縄ぐるぐる巻き」

「これにばってんマスクしたらこいつの突込み聞こえなくなりそうだな」

「冗談じゃない!!」

「まぁいいか…今回はやらないことにしてやるわ」

「上から目線やめて―!!」

そういうわけで、めでたしめでたしでした。



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