「…ねぇ、エテボース」
今僕の体はエテボースで、エテボースの体はブイゼルという状況。
そして、僕の体にいるエテボース(ややこしい…)に、聞いた。
「なんでこうなったんだっけ」
事の始まりはオーキド博士に整理を頼まれたことだった。
そのせいで薬をかぶった僕らは入れ替わって…
ということなのだ。
「…もう、なんでこうなるのかしらねぇ…」
でも別に楽しくないというわけでもない、という顔をするエテボース。
でも自分の表情を自分で見るってそうそうないよねこれ。
まぁいいか。
その時だった。
「いっ…痛!!」
僕の本体、つまりエテボースが崩れ落ちた。
「…な…!?」
僕はオーキド博士をすぐに呼びに行った。
「これは…アクアブレア病が進行している…!!」
と告げられた僕。
僕のせいで、彼女をこんなに苦しめていいのだろうか…
変われるのなら、変わりたい…
その時、ぼくとエテボースの体が光って―――
元に戻った。
僕の体には、激痛が走っていた。
そして気が付いた。
わきのところにあざができていることに。
しかも冷凍パンチで使う方の腕にだ。
そのあざからの痛みが、僕の体全身に響く。
何だ、この感じは…
エテボースの顔が、ぼんやりと見える。
意識がもうろうとする。
その中で、続く痛み。
苦しい。
エテボースの声が、遠くなっていった。
「ブイゼル、大丈夫か?」
ゴウカザルがいる…
ドダイトスも、みんながいる。
体の痛みは少々和らいでいた。
「…僕、生きてたんだ…」
死ぬ気だった。
暗黒の闇に放り出されたような苦しさだったと。
「じゃあブイゼルの体が治るまで、みんなで看病するぞー!!」
「おー!」
何でこんなにみんなは優しいんだろう…こういう人たちでよかった!!
と、心で喜びをかみしめていた。
アクアブレア病は不治の病ともいわれる難病である。
でも、みんなのおかげで症状がだいぶ和らいだ。
「ブイゼルも寝たきり生活じゃなくてよかったなー…記念に、缶けりしようぜ!!」
「缶けり―!?」
そしてみんなで缶をからからと蹴って遊んでいた。
缶が、僕の頭に当たった。
「痛いわぁぁ!!」
僕はキレて、みんなの方へと走り出した。
今僕の体はエテボースで、エテボースの体はブイゼルという状況。
そして、僕の体にいるエテボース(ややこしい…)に、聞いた。
「なんでこうなったんだっけ」
事の始まりはオーキド博士に整理を頼まれたことだった。
そのせいで薬をかぶった僕らは入れ替わって…
ということなのだ。
「…もう、なんでこうなるのかしらねぇ…」
でも別に楽しくないというわけでもない、という顔をするエテボース。
でも自分の表情を自分で見るってそうそうないよねこれ。
まぁいいか。
その時だった。
「いっ…痛!!」
僕の本体、つまりエテボースが崩れ落ちた。
「…な…!?」
僕はオーキド博士をすぐに呼びに行った。
「これは…アクアブレア病が進行している…!!」
と告げられた僕。
僕のせいで、彼女をこんなに苦しめていいのだろうか…
変われるのなら、変わりたい…
その時、ぼくとエテボースの体が光って―――
元に戻った。
僕の体には、激痛が走っていた。
そして気が付いた。
わきのところにあざができていることに。
しかも冷凍パンチで使う方の腕にだ。
そのあざからの痛みが、僕の体全身に響く。
何だ、この感じは…
エテボースの顔が、ぼんやりと見える。
意識がもうろうとする。
その中で、続く痛み。
苦しい。
エテボースの声が、遠くなっていった。
「ブイゼル、大丈夫か?」
ゴウカザルがいる…
ドダイトスも、みんながいる。
体の痛みは少々和らいでいた。
「…僕、生きてたんだ…」
死ぬ気だった。
暗黒の闇に放り出されたような苦しさだったと。
「じゃあブイゼルの体が治るまで、みんなで看病するぞー!!」
「おー!」
何でこんなにみんなは優しいんだろう…こういう人たちでよかった!!
と、心で喜びをかみしめていた。
アクアブレア病は不治の病ともいわれる難病である。
でも、みんなのおかげで症状がだいぶ和らいだ。
「ブイゼルも寝たきり生活じゃなくてよかったなー…記念に、缶けりしようぜ!!」
「缶けり―!?」
そしてみんなで缶をからからと蹴って遊んでいた。
缶が、僕の頭に当たった。
「痛いわぁぁ!!」
僕はキレて、みんなの方へと走り出した。
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