本日 15 人 - 昨日 44 人 - 累計 65545 人

決勝戦!VSジュカイン&キングラー!!(後篇)

鼻の上に何かが降ってきた。

僕はそれで勝機をつかんだ。

「お、雨だ」

ドダイトスが空を見上げた―――

そうだ。

僕にはすいすいがあるんだ!!

ジュカインに効くのは冷凍パンチのほかない!!

確かいつか聡と一緒にバリヤードと戦った時も、それで冷凍パンチの威力が上がった…

それだ、と思い、

「勝機がみーえた」

といったのである。

にやり、と僕は笑顔を見せた。

それはきっと、宣戦布告のようなものだろう。

「アクアジェット!!」

僕はジュカインへ向かって真っすぐ突っ込んだ。

「効果はいま一つなのに何でだ!?」

ドダイトスがそうつぶやく。

これはフェイントだ。

攻撃を仕掛けているわけではなかった。





アクアジェットのスピードは上がり、ジュカインの目の前に来て、

「冷凍パンチ!!」

ジュカインの腹にその威力の上がったパンチを食らわせた…













「ハードプラント!!」

ドダイトスは、キングラーにダメージを与え続けていた。

キングラーには効果抜群の技であった。

「とどめだ、葉っぱカッター!!」

キングラーに、回転する葉っぱが数百枚、飛んでいった―――














「キングラー、ジュカイン、戦闘不能!!よって勝者、ブイゼル&ドダイトスチーム!!」

僕たちは優勝してしまった……だからといって、別に何があるとかそんなの知らないよ。

トロフィーもなければ優勝旗もなければ賞品すらない。

でも、ドダイトスには無くて僕にはあったものがあった。

「やったね~♪」

エテボースのハグとキスであった…

ってなにこの展開ぃー!!

ふっざけんなぁー!!

ドダイトスはどういうことだ、という顔をしていたが…

まぁ仕方ない!!

とにかく、勝ったんだ…。


















こんなくだらない大会で流血騒ぎになったので、もうその大会は行われることはないだろう…























次回、サトシが帰ってくる!?

お楽しみに~



コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):