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キャンプ―――バトル編

「ねぇブイゼル、お願いっ!!」

ヒカリにバトルについて頼まれたのは結局焦げたカレーライスを食べた後であった。

いやだ、と断る気もなく、皿洗いはゼニガメとかに任せればオッケーだろ、ということで。

うなずいたのであった。


















二時。

約束通り、ケンゴがやってきた。

「バトルは2VS2だ。よろしく頼むぜ」

「いいわよ」

そうしてケンゴが繰り出したポケモンは、キノガッサとフローゼル。

対するヒカリは僕とポッチャマ。

「久しぶりだなぁ…」

「なんだよ」

「その性格何とかしろ」

軽く言い合い。

「じゃあ僕はキノガッサをやるから、そっちはフローゼル頼んだ」

「なんで僕がお前の言うこと聞かなきゃなんだよ!!」

ポッチャマが言う。

「うぅっるさぁいなぁ…」

僕は真剣なまなざしでキノガッサを観た。

確か、草、格闘…。

草なら、あの技がある!

「バトル開始じゃ」

オーキド博士が言った。

そのほのぼのとしたスタートではあったが、バトルは熾烈を極める。

「ブイゼル、ソニックブーム!!」

そういえばヒカリは僕が冷凍パンチを使えるということを忘れているのではないのだろうか。

「ポッチャマ、バブル光線!!」

低レベルだってお前は。

いつもいつも…

ソニックブームを繰り出し、そのまま冷凍パンチで攻めた。

「あ…忘れてた」

やっぱり。

「じゃあブイゼル、最大パワーで冷凍パンチ!!」

これでキノガッサは終わりでした。

「ちっ、フローゼルしかいなくなっちゃったじゃんか」

そしてケンゴのフローゼルが目の前に立ちはだかる。

「フローゼル、氷のキバ!!」

ポッチャマは終わりました。

フローゼル対ブイゼル!!ということ?

作者の思惑ばっちりだよこれ。

「アクアジェット!!」

「じゃあこっちもアクアジェット!!」

互角…かと思いきや、なぜか僕の方が優勢であった。

体力を、あの青い球体が結構ダメージ負わせたんだな。

青い球体やるじゃん。

そして、

「冷凍パンチ!!」

アンパンマンのアンパンチのような僕の必殺技は見事に急所にヒットし、僕は勝利を収めた。

「やったねブイゼル!!」

いや誰のせいだと思ってんだよ、やったねってなんだよ他人事みたいな。

でもまぁ、言うことは聞くしかないのであった。

なんたってポケモンなのだから。




















次回、キャンプ編もクライマックス☆ということで、キャンプの定番大冒険です!!

お楽しみに☆



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