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突然の来客でツンデレモード開花

ピンポーン…。

オーキド研究所のインターホンが鳴らされた。

「どーぞー?」

オーキド博士がドアを開けた。

そこに突っ立ってたのは…。












「あぁもう!!喧嘩しないでくださいよ!!」

「だーから黙っとけってお前は」

またまたムクホークさんとピジョットさんのけんかを止めていた。

その時だった。

「ブイゼル―!!元気―!!?」

「…ヒカリ!?」

というや否や、ヒカリは僕に抱きついてきた。

「久しぶりー!!やっぱりまだ愛着ってもんがあるのよねー❤」

「…へぇ…」

ぶっちゃけヒカリはポケモン語がわからない。

まぁ仕方ないか。

でもなんでピカチュウのピカピは通じるのだろうか。

なんとなくそんな響きなのだろうか。

僕が出てくるときは「ブイブイ!!」とか言ってるけど、たぶん視聴者の皆さんは「やってやるぜコノヤロー」的な解釈をしているのかな。

たぶんそうなのかな。

「…ブイゼル、何ボーっとしてるのよ」

「へっ!?」

いや待て…。

完っ然に僕ヒカリに対してデレてない?

「おい…ブイゼル顔真っ赤っかだぜ」

「デレてんじゃね?」

「おっ、かーわいー」

なんてみんなが冷かしてくる…(汗)

ふざけんな!!

一回僕は光から離れた後…。

「アクアジェット―!!」

「ブイゼル何してんのよ!!ちょ、やめなさい!!」

て言われた瞬間、また僕は止まってしまった。

やっぱ…デレてんのか…。

やっと自覚できた。

何で僕は周りからツンデレといわれるのか理解できなかったけど…。

完全にサトシとヒカリの前ではデレてて、タケシとその他の人の前ではツンツンなんだ!!

そう、自分がツンデレだと理解できたのである。

ようやく。
















ヒカリがバイバーイ、と手を振ったら、振り返してしまう癖がついた僕だった。



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