「…ここ…です」
コーザに案内されて到着したのは、ウォーターヒルズが見えるきれいな通りであった。
「…ここで、イルが…」
「僕、ウォーターヒルズに向かっていたわけじゃなくて…なんか、誰かが困っているの、見過ごせなくて…」
「そりゃ同感だぜ」
「来てくれてありがとうね」
ノゾムは足元を見下ろした。
その時に、あることに気が付いた…。
「…どこだ…ここは…!!」
さほどダメージも大きくなかったので、一瞬気を失っただけだ。
しかしとてつもなく右の頬が痛んでいる。
殴られたからだ。
痛めた頬を触ろうとすれば、鎖の音が聞こえた。
手も足も、尻尾も、鎖でつながれているのだ。
漫画のように鎖をばりっと行くことなど不可能である。
「…水鉄砲っ!!」
技が出ない。
水タイプの技も使えないのか…。
「気分はどうだ?」
ニヤニヤと尋ねてきたのは…
「この間の…ドククラゲ…!?」
「誘拐したのは俺たちだ。俺たちはドリームハンターズ・チームクロウだ。ま、宜しくってとこか?」
「…何が目的なんだよ」
「…もちろん、ボスの命令だけど…あんたのその力がほしいと…」
「こんなものいらないって言ってるだろ!!それにこの間は友…友達が…」
「友だちって言うのに戸惑うのが友達かぁ?」
「・・・友達だ!!」
「おぉよく言ったなぁ…でも、助けに来てくれるのかぁ?あっちは友達とか思ってねーかもよ」
イルの心に重く響いてしまった友達とか思ってねーかもよ、という言葉。
「…違うっ…違うんだ…なんで…!!」
イルの心は、迷いのゾーンへと突入していた。
「足跡がある」
ノゾムの言った言葉。
「…へ?」
コーザもマリンも見下ろした。
「…これはイルだとしたら…何となく、足跡は周りにたくさん…」
「…つまり、一気に攻撃を食らったのか!?」
「…そういうことだろ…」
「せこいやつらだな」
「たぶん、このなんか得体のしれないたくさんに見える足跡は一匹のポケモンで…」
「ドククラゲとか?」
「そういうことだ」
ノゾムは、じっと見つめていた。
まだ間に合う!!
そして、頭を働かせ、イルの救出法を考える…。
コーザに案内されて到着したのは、ウォーターヒルズが見えるきれいな通りであった。
「…ここで、イルが…」
「僕、ウォーターヒルズに向かっていたわけじゃなくて…なんか、誰かが困っているの、見過ごせなくて…」
「そりゃ同感だぜ」
「来てくれてありがとうね」
ノゾムは足元を見下ろした。
その時に、あることに気が付いた…。
「…どこだ…ここは…!!」
さほどダメージも大きくなかったので、一瞬気を失っただけだ。
しかしとてつもなく右の頬が痛んでいる。
殴られたからだ。
痛めた頬を触ろうとすれば、鎖の音が聞こえた。
手も足も、尻尾も、鎖でつながれているのだ。
漫画のように鎖をばりっと行くことなど不可能である。
「…水鉄砲っ!!」
技が出ない。
水タイプの技も使えないのか…。
「気分はどうだ?」
ニヤニヤと尋ねてきたのは…
「この間の…ドククラゲ…!?」
「誘拐したのは俺たちだ。俺たちはドリームハンターズ・チームクロウだ。ま、宜しくってとこか?」
「…何が目的なんだよ」
「…もちろん、ボスの命令だけど…あんたのその力がほしいと…」
「こんなものいらないって言ってるだろ!!それにこの間は友…友達が…」
「友だちって言うのに戸惑うのが友達かぁ?」
「・・・友達だ!!」
「おぉよく言ったなぁ…でも、助けに来てくれるのかぁ?あっちは友達とか思ってねーかもよ」
イルの心に重く響いてしまった友達とか思ってねーかもよ、という言葉。
「…違うっ…違うんだ…なんで…!!」
イルの心は、迷いのゾーンへと突入していた。
「足跡がある」
ノゾムの言った言葉。
「…へ?」
コーザもマリンも見下ろした。
「…これはイルだとしたら…何となく、足跡は周りにたくさん…」
「…つまり、一気に攻撃を食らったのか!?」
「…そういうことだろ…」
「せこいやつらだな」
「たぶん、このなんか得体のしれないたくさんに見える足跡は一匹のポケモンで…」
「ドククラゲとか?」
「そういうことだ」
ノゾムは、じっと見つめていた。
まだ間に合う!!
そして、頭を働かせ、イルの救出法を考える…。
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