イルに囮を任せて、ノゾムたちはじっと見守る。
「あ、いえ…あの…その…」
イルはいつもはちょっと強気だが、今日は頑張って弱者を演じている。
「…逃げるつもり?逃がさないわよ」
トサキントのしっぽをつかむ力が次第に強くなる。
…痛い。
ヒレだけのはずなのに…。
「…ぐっ…!?」
じわじわと痛みが大きくなる。
「さぁ、行くの行かないの!!」
「わかりました」
イルはついて行った。
「どこに連れて行くんですか?」
「それはねー…」
トサキントがヒレで音を鳴らしたのを、イルは聞き逃さなかった。
「アクアジェット!」
後ろから出てきた下っ端たちに向けてアクアジェットを放った!!
「な、何するのよ坊や!!」
「俺は探検隊なんだよ」
イルはにやりと笑う。
「このっ、やってくれたわね!!ハイドロポンプ!!」
「じゃ、こっちも」
ハイドロポンプとハイドロポンプがぶつかる。
「大体、不審者じゃんか。何するのよって言われたって、悪いやつには容赦しないのが普通じゃないの?」
「やってくれるじゃないの」
「ばっかばかしいんだなぁ…ソニックブーム、続けて水の波動!!」
ハイドロポンプを上にかわして至近距離に迫りソニックブームと水の波動を決め、トサキントを倒した。
「力を使うまでもないぐらい弱いわあんたは…」
イルが手を払った。
「スゴイねイル!!」
かっこいいとかなんとかいろいろ言われても全く動じないイルであった。
そして、ノゾムたちに、
「トサキントが持ってたの、こっそり盗ってみた」
イルが見せたのは、やはりドリームハンターズの証明書だった…。
「関係あったんだね、やっぱり」
イルはみんなと別れて、のんびりねぐらにでも帰るか、と向かった。
ちなみにイルはマンションのようなものに一人暮らしだ。
その名も「ウォーターヒルズ」である。
そしてウォーターヒルズが視界に入ってきたその時。
「おい、いたぞ!!」
「!?」
後ろにいたのは、黒ずくめの誰かだった。
「…捕まえろ!!」
「え?」
きょろきょろしていたイルの腕を、後ろで押さえた。
「放せっ…この!!」
「殴れ」
イルは一発、殴られた。
何ていう馬鹿力…。
イルはどんどん意識を失っていった。
そしてその様子を見ていたポケモンがいた―――。
次の日。
「イル、遅いなぁ…」
「…大変だぁぁぁ~!!!」
一匹のヒコザルが、ひょこひょこ走ってきた。
「どうしたんだ?」
「きっ、昨日…の夜…あっちの、ウォーターヒルズの近くで、誘拐犯がいて…なんか、たぶん、ブイゼル…?っぽいポケモンが、つっ…捕まってて…!」
「…それ…もしかして…!!」
「何か知ってるんですか!?僕も手伝います!!」
「そりゃ助かるぜぇ…じゃ、頼んでもいいか?」
「はい!!僕はヒコザルのコーザです!!」
「俺はノゾム、こっちはマリンだ、宜しくな!じゃあ、その誘拐現場につれていってくれ!!」
「はいっ☆」
コーザとノゾムたちはウォーターヒルズに向かった。
「あ、いえ…あの…その…」
イルはいつもはちょっと強気だが、今日は頑張って弱者を演じている。
「…逃げるつもり?逃がさないわよ」
トサキントのしっぽをつかむ力が次第に強くなる。
…痛い。
ヒレだけのはずなのに…。
「…ぐっ…!?」
じわじわと痛みが大きくなる。
「さぁ、行くの行かないの!!」
「わかりました」
イルはついて行った。
「どこに連れて行くんですか?」
「それはねー…」
トサキントがヒレで音を鳴らしたのを、イルは聞き逃さなかった。
「アクアジェット!」
後ろから出てきた下っ端たちに向けてアクアジェットを放った!!
「な、何するのよ坊や!!」
「俺は探検隊なんだよ」
イルはにやりと笑う。
「このっ、やってくれたわね!!ハイドロポンプ!!」
「じゃ、こっちも」
ハイドロポンプとハイドロポンプがぶつかる。
「大体、不審者じゃんか。何するのよって言われたって、悪いやつには容赦しないのが普通じゃないの?」
「やってくれるじゃないの」
「ばっかばかしいんだなぁ…ソニックブーム、続けて水の波動!!」
ハイドロポンプを上にかわして至近距離に迫りソニックブームと水の波動を決め、トサキントを倒した。
「力を使うまでもないぐらい弱いわあんたは…」
イルが手を払った。
「スゴイねイル!!」
かっこいいとかなんとかいろいろ言われても全く動じないイルであった。
そして、ノゾムたちに、
「トサキントが持ってたの、こっそり盗ってみた」
イルが見せたのは、やはりドリームハンターズの証明書だった…。
「関係あったんだね、やっぱり」
イルはみんなと別れて、のんびりねぐらにでも帰るか、と向かった。
ちなみにイルはマンションのようなものに一人暮らしだ。
その名も「ウォーターヒルズ」である。
そしてウォーターヒルズが視界に入ってきたその時。
「おい、いたぞ!!」
「!?」
後ろにいたのは、黒ずくめの誰かだった。
「…捕まえろ!!」
「え?」
きょろきょろしていたイルの腕を、後ろで押さえた。
「放せっ…この!!」
「殴れ」
イルは一発、殴られた。
何ていう馬鹿力…。
イルはどんどん意識を失っていった。
そしてその様子を見ていたポケモンがいた―――。
次の日。
「イル、遅いなぁ…」
「…大変だぁぁぁ~!!!」
一匹のヒコザルが、ひょこひょこ走ってきた。
「どうしたんだ?」
「きっ、昨日…の夜…あっちの、ウォーターヒルズの近くで、誘拐犯がいて…なんか、たぶん、ブイゼル…?っぽいポケモンが、つっ…捕まってて…!」
「…それ…もしかして…!!」
「何か知ってるんですか!?僕も手伝います!!」
「そりゃ助かるぜぇ…じゃ、頼んでもいいか?」
「はい!!僕はヒコザルのコーザです!!」
「俺はノゾム、こっちはマリンだ、宜しくな!じゃあ、その誘拐現場につれていってくれ!!」
「はいっ☆」
コーザとノゾムたちはウォーターヒルズに向かった。
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